2007-07-02

「浅田真央 vs. キム・ヨナ」 フィギュアスケートに学ぶSEO - MarkeZineにて本日公開

MarkeZineにて好評?連載中の『ライオン丸の間違いだらけのSEO』にて、本日新しい記事が公開されている。

にわかファンながら、ISU(国際スケート連盟)の採点システム(ISUジャッジングシステム)を「フィギュア-アルゴ」と見立て、フィギュア-アルゴ最適化による浅田真央の高得点の秘密、およびライバルキム・ヨナは別のアプローチによるフィギュア-アルゴ最適化にて同じように高得点をたたき出していることを解説している。

そして理論的には、浅田真央は次のバンクーバーオリンピックでは金メダルを獲得するのである。それはフィギュア-アルゴに一番最適化できているからである。

なお、以下はMarkeZineの記事を先に読んで、もう一度戻ってご覧いただきたい。

ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2007東京の「たられば」

フィギュアスケートを取り上げたのは、何であれスコアを競うものでは、どうすれば高得点に結びつくのか、そして自分の技術や能力に応じてやれることやれないことは何か、こういった戦略的アプローチが不可欠であり、それはSEOの方法論とも照応し、確率的に勝利しやすい手段を選択していくべしということである。

さて、シロートの「たられば」話をやってみる。
今年3月の「世界フィギュアスケート選手権大会 2007東京」をふり返ってみよう。

上位3名の成績は次のとおり。

  1. 安藤美姫:195.09
  2. 浅田真央:194.45
  3. キム・ヨナ:186.14

キム・ヨナがFSの2つのジャンプで転倒しなかったら

キム・ヨナはジャンプを2回失敗している。これが成功したとしたら、GOE加減点-3.00 x 2と構成点-2.00がなくなるので、計+8.00。
186.14 + (たられば)8.00 = 194.14 となる。これでも2位の浅田に届かない。やはり3位は順当だったか…

実は、キムのジャンプはGOE加減点で+2.00が多い。これがキム・ヨナの持ち味であり恐ろしさである。
もし、2つのジャンプで合わせてGOEが+1.00以上なら、195.14以上となるのでキム・ヨナが優勝することになる!

浅田真央がSPのコンビネーションジャンプで回転不足でなければ

浅田真央は、SPの2つ目の要素で「トリプルルッツ + トリプルループ」を跳ぶはずだったのに、「トリプルルッツ + シングルループ」とみなされダウングレードして基礎点が6、GOE加減点-3.00の計3.00となってしまった。

これを成功させていれば、基礎点11である。GOE加減点±0.00としても7点の差。
よって合計点は「201.45」となり、ダントツの1位である。優勝は浅田真央のものである!

フィギュアスケートのジャンプは、転倒の減点よりも回転不足によるダウングレード判定が、最も厳しいことがわかる。

とはいうものの、キムや浅田がジャンプを成功させていた場合は、安藤美姫にも神が降りてクアッドサルコウ(4回転ジャンプ)にトライして成功したかもしれないので、「たられば」も際限がない。

トリノオリンピックでSEOを学ぶ

MarkeZineでは浅田真央に集中せざるを得なかったので、ここでトリノの荒川静香金メダル獲得に関して補足しておく。
スルツカヤがジャンプで転倒しなければ、荒川の金メダルはなかったとする風評を退けておきたい。

荒川静香 vs. 転倒したコーエンとスルツカヤ

あらためて、フィギュアスケートの女子シングルは、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の合計点で競われる。
初日のSPは、1位:コーエン66.73、2位:スルツカヤ66.70、3位:荒川66.02、4位:村主61.75、となっており、上位3名によるFSの闘いとなるだろうという様相であった。

  1. 荒川静香:SP66.02 + FS125.32 = 191.34
  2. サーシャ・コーエン:SP66.73 + FS116.63 = 183.36 (-7.98)
  3. イリーナ・スルツカヤ:SP66.70 + FS114.74 = 181.44 (-9.9)

結果は上記の通り、また()内は金メダル荒川との得点差である。

まずコーエンは、FSはじめの2回のジャンプ失敗が大きい。仮にこれを成功させGOEの加減が±0で、構成点の減点-1.00もなかったとしたら、6.86ほど得点が上がることになる。それでも1点以上の差がある。まぁ微妙なところではある。

次にスルツカヤであるが、FS後半のトリプルループで転倒している。ここで3点失い、構成点でも-1.00。しかし計4点であって、転ばなくても荒川には追いつけないことになる。

よって編集人の結論は、コーエンやスルツカヤがジャンプで転倒しなくても、荒川静香の金メダルは間違いなかった、ということになるのである。

自サイトをスルツカヤ的立場と見なして、ペナルティを受けているから順位が伸びない・落ちた、という被害者意識は捨てた方がいいケースが多い。つまり、単純にSEOが不足していることを理解するべきなのである。

なお、荒川静香の代名詞である「イナバウアー」はサービス演技であり、スコアとしては評価対象外の「0点」であることも付け加えておこう。

新フィギュア-アルゴ最適化に失敗した村主章枝

さらに、ミスもなく演技を終えた村主が、なぜジャンプで転んだコーエンやスルツカヤよりも順位が下だったのか?

上記共同通信社のページにヒントがある。村主章枝の特徴に「観客を引き込む表現力と高速のスピン」とあるが、まさしくこれである。

実は、2003年から2005年にかけて、ISUは採点システムを大きく変更しているのである。編集人が言うところの「フィギュア-アルゴ」のアップデートである。
この新アルゴリズムは、あいまいな芸術性などの影が薄くなり、非常に客観的で透明な採点法になっている。

「表現」などは構成点の一部に過ぎなくなり、美しいとか芸術性とかではなく単純に難度の高い技術ほど点数が高くなっている。さらに、スピンでも彼女が得意とする高速回転はあまり評価されない。ということで、「観客を引き込む表現力と高速のスピン」では、あまり点にならなかったのである。

旧採点法で日本女子フィギュアの頂点に立っていた村主章枝は、新採点法に最適化できずスコアアップにつながらなかったといえるだろう。
SPで、他の選手よりもスピン3つの点数が低く、5点ほど引き離されて出遅れたことにも表れている。

リンク集一括登録や画像alt属性キーワード書き込みなどで上位表示ができた、というような過去の成功体験にしがみついていると、新アルゴの最適化に失敗し下落するという戒めにするべきだろう。

ライオン丸の間違いだらけのSEO バックナンバー

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| コメント (0) | トラックバック (0) | 2007-07-02 08:21 AM [ 管理人編集 ]


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