分かりにくいアルゴ、突然襲い来る順位変動、とりあえずカテゴリー登録、集客力日本一のヤフーだから
順位変動、ペナルティ、商用サイトをもてあそぶ検索シェア世界ナンバーワンのグーグルは神か悪魔か
Windowsも検索エンジンも音楽配信もゲーム機も、帝国は生き延びることができるか? マイクロソフト

2008-04-07

マイクロソフトの買収提案にたいするヤフーの回答期限は04-26

もはやMicrosoftによるYahoo!買収は秒読み段階になったようだ。

SEOブログ(SEO塾)がエントリーしたMSのYahoo!買収

塾長は、早くからYahoo!の危機を記事にしてきた。

日本と違ってアメリカは、株主の意向が強く、そのため株式市場からの圧力が経営者に重くのしかかるからである。
そういうことが分かっていたから、特にGoogle・Yahoo!・Microsoft三社の四半期ごとの決算発表と株価を追跡し続けたのである。

Yahoo!が買収される予兆

最初は、下記エントリー。

2007-05-05
マクロソフトが米ヤフーに買収交渉 - 市場価値は500億ドル(6兆円)

Microsoftは、何度もYahoo! Inc.に対して、買収を持ちかけている。
つまり日常風物詩である。

ところが今回は、金融の専門家に市場価値の算定や買収の指南を受けているらしい。

ここで、企業経営のプロフェッショナル中のプロフェッショナル、Microsoftが決断したのかもしれない。

なによりも、直接の競合であるYahoo!よりも、ほかにもたくさんの収益源を所有しているインターネット後発のMicrosoftの方が、Googleの驚異を正しく認識しているのだろうなぁ、という感慨があったのだ。

2007-09-13
日本の検索シェアはヤフー低落、グーグル上昇 - Y!J47.4% G35.0%

さて、Yahoo! JAPANがオーバチュアを子会社化しようとしていたまさにその時(こればっかり!)、本家のYahoo! Inc.はYahoo! Search Marketing(旧Overture)を潰して、Googleに外部委託しようとしたらしい。

アメリカでは、企業買収防衛で株主に損をさせる選択はあり得ない。
Yahoo! Inc.もいつかは、市場に決着を付けるよう厳しく追及されることだろう。

ご存じのサブプライムローン問題で、ほとんどの株価が下落し、また持ち直しはじめている。
GoogleやAppleは、再びサブプライムローン以前の水準に戻りつつあるが、Yahoo! Inc.は23ドル台と低迷している。冴えない企業になり果てているのである。

編集人の読みも、Yahoo! Inc.はいつかはどこかに買われる、である。
つまり、YSTもオーバーチュアも消滅する可能性が高い。

株主資本主義が定着し、お茶を飲むようにM&Aが行われているから、Yahoo!がどこかに買われても不思議はなかった。

2007-10-08
検索連動型広告の収益 - オーバーチュア対アドワーズ(アドセンス)

かつてYahoo!はOvertureという検索連動型広告の事業を精算してGoogleにアウトソーシングしようとしたことがあるらしい。

マジェスティック・リサーチによると、消費者による検索1回当たりでグーグルが得る収入は、ヤフーより約40%多い。(ヤフー、大胆な戦略変更は期待薄か【WSJ】 インターネット-最新ニュース:IT-PLUS)

これをエントリーした時、実に衝撃的だったのだ。また長文にもなっている。Yahoo!の危機を見て取ったのである。

インターネットのビジネスモデルは、(1)広告、(2)課金、(2)販売 の3つであり、肝心の広告で自社製でも利益率が低い、ライバル社に外注した方が儲かるとはただ事ではないのである。あり得ない話であり、企業として致命的なのだ。

2008-01-22
ライオン丸の2008年当たらない大予言~今年最悪のシナリオを過剰シミュレート - MarkeZineにて本日公開

予言4.MicrosoftがYahoo!を買収

このうち、まず(4)はYahoo! Inc.が市場圧力からリストラに踏み切っており、経済ジャーナリズムもGoogleのOEMを受け入れるべきと提言している。
サブプライムローン問題と、アメリカ政府の無策から、世界同時株安が深刻化してきており、企業体力のないYahoo! Inc.は危ない限りである。情報タダ取りユーザーが集まる儲からない世界一のポータルも、いずれ必ず陥落するはずである。選択肢は2つ、GoogleのOEMかMicrosoftの買収である。

業績のいいGoogleやAppleまで株価が下落していた。収益改善のビジョンを示すことのできないYahoo!は既に死に体になっていたのである。

2008-01-30
Yahoo! Inc.(YHOO)の2007年第4四半期(10-12月期)の決算 - 減益続きで1000人のリストラ

収益の柱である検索・広告に注力して1000名の解雇

Yahoo! Inc.には現在1万4300人の従業員をかかえている。
お金にならないサービス事業を切り捨て、Googleのように検索と広告に人的資金的投資を徹底するようだ。
もちろん解雇にも費用はかさむ。

しかし問題は、そういったネガティブな企業方針では市場は納得しないということだろう。

検索・広告をGoogleにOEMするか、Microsoftの買収か、2008年はYahoo!激動の年になるだろう。

サブプライムローン問題もからみ、Yahoo!の収益構造に難があると判断されて、株価は時間外取引で大きく下がり20ドルを切って18ドルほどに落ち込んでいる。

この時は決算発表が相当遅れている。
株価暴落の予防策でリストラ案を練っていたのだろう。
だが市場はそんなものでは納得しなかった。

なんと株価は「18ドル」にまで下落したのである。

2008-01-31
Yahoo!危機 - いずれGoogle OEMかMicrosoft買収か

Yahoo!の幹部は、かつてGoogle OEMを検討したことがあるし、ブランドを維持する唯一の選択肢である。
Microsoftに買収されることは、Yahoo!の創業者にとって死に等しい屈辱ではなかろうか。

SEO塾の予想では、2008年中のGoogle OEMである。

最後の最後で予想が外れてしまった。

ところで、サブプライムローン問題を底流に、企業業績の低迷。この2つで一向聴(イイシャンテン)であった。
株価18ドルで立直(リーチ)がかかったのである。

MicrosoftがYahoo!に買収提案

決算発表と、それにともなう株価下落を予想して闇聴(ヤミテン)で待ち構えていて、この時とリーチをかけたのはMicrosoftだった。

2008-02-01
マイクロソフトがヤフーに買収提案 - ヤフー側も株主利益から真剣に検討【追記】

今、ニューヨークは2月1日午前8時前、株式市場のプレマーケットで、上記ニュースを受けてYahoo! Inc.の株価が急激に上がっている。

前日の終値が「19.18ドル」であったのに、朝8時前では60%近くの上昇で、「30ドル」を超えているのだ。

もし、Yahoo! Inc.が明確にMicrosoftの申し出を断った場合、他の明確な収益アップ方針が示されなければ、株価は急落するだろう。

まさしく、行くも地獄、留まるも地獄である。

これ以降は、サスペンスも終わりで、いつ決着が付くのかになっていく。

2008-02-10
Yahoo!の選択 - 日本のサイトオーナーの危機管理

Microsoftは、
新しい世界、インターネットの覇者Googleへの敵対心は最高レベルとなっており、自社に先見の明がなかったことや、Google独走を阻止する能力不足も自覚しており、創業以来の焦燥感に見舞われている。

経済産業省事務次官の北畑隆生氏のような思考なら、Yahoo! Inc.は無問題である。
減益であっても赤字ではなく、オンライン広告2位のポジションを守っている。
悪いのは、やかましいYahoo! Inc.の株主であり、ちょっかいを出して買収しようとしているMicrosoftだからである。
参照:バカで無責任な北畑隆生次官買収防衛策は有害無益だ

このあたりでは、SEOブログとしても手持ち無沙汰で、おもしろくなくなって来つつある(笑

2008-02-16
【保存版】グーグル、ヤフー、マイクロソフトの検索エンジン年代記

下表は、検索エンジンとオンライン広告のおおまかな年表である。

上記エントリーの年表は、塾長も気に入っている。ぜひご覧いただきたい。

2008-02-19
MSの野望、Yahoo!の運命 、混乱するSEO - MarkeZineにて本日公開

Yahoo!はハリウッドのセメルをCEOに招き会社の方向がずれまくってしまったが、Microsoftはインターネットビジネスに本格参入するに当たって、Googleの検索・検索連動広告・コンテンツマッチ広告に照準を当て、正面から戦争を仕掛けている。企業戦略の正しさという点で、Yahoo!はMSに吸収されてしかるべきである。

もう後付けになってくるが、Yahoo!は終始一貫してずれていたということ、その点Microsoftは敵をGoogleに絞っていたし、Googleの何がMSの驚異なのかも的を押さえていたということである。

最後に、ダメ押しとしてのYahoo!の駄目っぷりで終わることにする。

2008-04-06
ソーシャルメディア最悪化 - Web 2.0対応でソーシャルメディアを目指すYahoo!

Yahoo! Inc.創業者Jerry Yang(ジェリー・ヤン)の来日公演の記事である。
2006-03-28、Yahoo! JAPANの10周年記念のお祝いに駆けつけた時のものである。

CNET Japanだけでなく、ITmediaも記事の冒頭に、Jerry Yangの自虐的な絶滅危惧種と詰られている巨人Yahoo!が変身を模索している言葉が引用されている。

何にせよ、Jerry Yangの演説は、インターネット知識人として評論しているのか、Yahoo! Inc.経営者として事業の未来を説明しているのか、意味不明であった。(だから2年後の今、この為体なのである)

インターネット自体が、Webからソーシャルメディアへ遷移していくことは理解できる。

こうして、ビジネスモデルを構築できないまま、当事者意識を欠いたまま、Yahoo!は収益を上げることのできないソーシャルメディアに没頭していくのである。
インターネット評論家としては先見の明はあるだろう。だが、事業家としては能力不足である。

ソーシャルメディアなんて関係ねぇ、とばかりに打倒Googleの一点集中で、とうとうYahoo!を買収を遂げようとするMicrosoftの方が企業精神も遙かに上に位置しているのである。

塾長は、Microsoftは好きではない。GatesもBalmerも嫌いである。
WindowsよりもMacの方に愛着を覚える。

しかし、そういう個人的な事情を超えて、Microsoftはビジネスの良き(悪き?)頂点に立つ大企業であり、インターネットでは後塵を拝しながらも、地道に検索エンジンを作り、広告システムを実装し、Googleを模倣し続けている。

お金があるからYahoo!を買えるのだけれど、買収のタイミングは絶妙であり、しかも打倒Googleの残された唯一の手段をキッチリ選択したのである。
アメリカの、超一流の大企業のビジネスを、今回は見せてもらったと思う。

TechCrunch Japanese アーカイブ » マイクロソフトとヤフー、メディアを舞台に$40Bのチキン・ゲーム

Yahooの伝えたい主要なメッセージは「この取引をなんとかまとめたい。しかし、同時にMicrosoftの言い値である株価の62%増しよりも高い値段にしたい」ということだ。逆にMicrosoftの主要なメッセージは「最初の提案のときよりも景気が悪くなっているのだから、当初の言い値より下がることはあっても高くなることはない」だ。そして双方とも「いつでもこの取引から下りる用意がある」とも言っている。

私の意見では買収相手としてはMicrosoftが最良だ。Yahooは第1四半期の営業成績が公開されて交渉の立場が今以上に悪化する前に申し出を受諾すべきだと思う。

ここで私の予言を披露しておこう。向こう12日間に、MicrosoftがYahooに花を持たせるため、1株あたり$1 - $2程度買収額に上乗せをしたところで取引がまとまる。

実は日米のニュースが流されていても、TechCrunchの記事を待っていた。
ここが一番、ビジネスとして有用であり、コメントもしっかりしているからである。

| 2008-04-07 04:17 AM |


セミナーや講座のSEO塾で、コンサルタントとセルフSEO

Yahoo!で順位が落ちた、検索されなくなった、トップページが1000番の圏外に追放された。
Googleで順位変動に悩まされている、ある日突然に数十番も下落した、ディレクトリ丸ごとサイト丸ごと消えた。

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