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2008-04-06

ソーシャルメディア最悪化 - Web 2.0対応でソーシャルメディアを目指すYahoo!

あらためて「ソーシャルメディア」を検索してみる。

  1. ソーシャルメディア - Google 検索
  2. Yahoo!検索 - ソーシャルメディア

1ページ目に出てきたのは、GoogleではCNET Japanの、Yahoo!ではITmediaの、それぞれYahoo! Inc.創業者Jerry Yang(ジェリー・ヤン)の来日公演の記事である。
2006-03-28、Yahoo! JAPANの10周年記念のお祝いに駆けつけた時のものである。

Yahoo!はソーシャルメディアを目指す

「ソーシャルメディア」を検索してこのエントリーの想を練っているその時に、Livedoorニュースの下記記事がRSSリーダーに飛び込んできた。

Yahoo!の収益性が芳しくないこと、株価が低迷したこと、そのためMicrosoftに買収されそうになっていること、これらはまったく扱われていなかった。
MSが買収撤退をほのめかしたせいか、株価も27ドル台まで下がってきたし、本当にMSが買わないと声明を出したら15ドルくらいまで落ち込むのではなかろうか?

Jerry Yangは確かにインターネットの革命者であることは間違いないだろう。
しかしYahoo!の現CEOとして、先行きは成功者として全うできる可能性がほとんどない。

何のために、今この時、こういう記事が書かれるのか、はなはだ疑問である。意味が分からない…

ともあれ、このニュース記事が出たのは、「偶然だぞ」。

Yahoo!の「ソーシャルメディア」化は、ポータルの進化なのか、ポータルの否定なのか

さて後付けになるので、2年前のJerry Yangの講演は、非常に興味深い歴史的発言となっている。

「ソーシャルメディアこそが次世代のインターネット」--ヤフー創業者が来日:ニュース - CNET Japan

「Yahoo!を(絶滅寸前の)恐竜だと思っている人もいるかもしれないが、我々はWeb 2.0時代にあった会社を目指して転身を図っている」--日本のヤフーの10周年を記念して米Yahoo!の共同設立者、ジェリー・ヤン氏が来日し、東京都内のホテルで今後のインターネットへの展望を語った。

CNET Japanだけでなく、ITmediaも記事の冒頭に、Jerry Yangの自虐的な絶滅危惧種と詰られている巨人Yahoo!が変身を模索している言葉が引用されている。

塾長が「後付けの歴史的発言」という意味は、日米のYahoo!がソーシャルメディアを目指すということの、ポータルとしての実績との結び付け方である。

つまり、米Yahoo!に顕著なように、ポータルとして行き詰まっているという事実認識があるとは思うが、そのポータルで頂点を極めた成功体験を活かしてポータルを発展させた先がソーシャルメディアなのか、それとも行き詰まったからこれを捨て去ってソーシャルメディアへ完全に移行するのか、疑問が涌いてくるのである。

何にせよ、Jerry Yangの演説は、インターネット知識人として評論しているのか、Yahoo! Inc.経営者として事業の未来を説明しているのか、意味不明であった。(だから2年後の今、この為体なのである)

ITmedia News:“ソーシャルメディア”を目指すYahoo! 創業者が語る「Web2.0」 (2/2)

Web2.0で収益がどれほど伸びるか問われた井上社長は「直接には収益に関わらないだろう」としながらも、「Web2.0はユーザーに密着したサービス。ネットが消費者に密着するほど媒体価値が上がり、市場拡大につながるだろう」とした。

そういうことなのである。

結局インターネットでは(リアルでも同じかもしれないが)

  • 広告
  • 課金
  • 販売

によってしか、収益を上げることができないのである。

ソーシャルメディアの胴元となって、ユーザーの相当数を囲い込んで、そして「広告」で稼ぐのか?
それとも「課金」する?

繰り返すが、人を集めることそれ自体はお金にならないのである。
これがポータルというビジネスモデルの限界である。Yahoo! Inc.が身をもって示してくれている。
Yahoo! JAPANも、アメリカにおけるGoogleのような脅かす存在がいないだけで、ポータルの将来性は乏しく、オークション「課金」などの収益も大きい。

詰まるところは、ポータルの成れの果てのソーシャルメディアとしか受け取れず、目指すはポータルに替わってソーシャルメディアで人集めするとしか聞こえない。

そして、オープンソーシャルやオープンID(OpenID)で、その名の通り囲い込みではなくオープン化が、ソーシャルメディアにも進行中である。
広告を貼る側ではなく、貼らせる側として、Googleの目論見どおりのソーシャルメディアの未来が出現しそうである。思う壺?

よって、ソーシャルメディアに傾倒していくことは、Yahoo!にとって最悪の事態に陥らないのか?
「ソーシャルメディア最悪化」にならないことを願うばかりである。

| コメント (0) | トラックバック (0) | 2008-04-06 11:31 AM [ 管理人編集 ]


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