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2008-02-26

キーワード近接度 - 本来は2語3語検索の上位表示要因

Yahoo!のトップページダウンペナルティ関連、特にTDPのリカバリーで手柄を立てたと一部で評判のSEO用語が、「キーワード近接度」である。

キーワード近接度の起源と具体例

SEOで「キーワード近接度」が語られるのは、おそらくGoogleのヘルプ(Google の人気の秘密)に端を発しているものと見られる。

Google の人気の秘密

Google はページ内での各キーワードの位置も重視します。
Google の結果は、ユーザーが指定したすべてのキーワードを含むだけではなく、そのページ内でそれらのキーワード間の近接度も分析します。 他の多くのサーチ エンジンとは異なり、Google ではキーワードの近接度に従って検索結果の順位付けを行います。 キーワードが近くに一緒にまとまっている検索結果ほど優先されるので、関係のない結果を排除する手間を省くことができます。

つまり、2語や3語の複合キーワード検索において、例えば1つはコンテンツ内だけどもう1つはメニュー(ナビゲーション)内とか、離れ離れに書かれたページを上位表示するようなアルゴリズムではまずいでしょ、Googleは違いますよ、と言っているのである。

キーワードが近接しているとは、同じタグの中、あるいは前後のタグで、という意味である。

小浜 塗り箸」で検索されたい場合は、

塗り箸は、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」や、民主党大統領候補オバマ氏応援で有名になった福井県小浜市で日本の80%以上が作られている。

ではなく

福井県小浜市は塗り箸が名産品、日本の80%以上が作られ、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」や、民主党大統領候補オバマ氏応援で有名になっている。

と、無理に?でも「小浜」と「塗り箸」を近付けるような文章を作るのである。

ただし、

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」や、民主党大統領候補オバマ氏応援で有名になった福井県小浜市は塗り箸が名産品、日本の80%以上が作られている。

の場合は、キーワード近接度では合格でも、本来の上位表示ポイントであるキーワード突出度において難がある。
SEO対象キーワードは、タグの前の方に置くべきだからである。

SEO対象キーワードであるなら、コンテンツのpタグ内だけでなく、titleタグや見出しタグにも記述するであろうから、こういうキーワード突出度あるいはSEOスコアが高くなるタグにおいては、可能な限り先頭に配置するべきなのである。

トップページダウンペナルティ(TDP)対策としてのキーワード近接度

さて、一部のSEO関連ブログなどでTDPリカバリーとして効果があったキーワード近接度対策というものを例示してみよう。

SEO対象キーワードは「小浜 塗り箸」。

まずタイトルで、

<title>小浜塗り箸、塗り箸なら小浜塗り箸専門店の和田塗箸店</title>

あるいはコンテンツで、

<h1>塗り箸なら福井県小浜市にある塗り箸専門店の和田塗箸店で</h1>
<p>小浜塗り箸発祥の地、日本の塗り箸の80%以上が作られ、小浜には塗り箸の伝統と信頼があります。小浜塗り箸なら皆さんに喜ばれます。</p>
<h2>小浜塗り箸専門店・和田塗箸店がお届けする、最高級塗り箸</h2>
<p>小浜の和田塗箸店店主の一押し、漆の中に卵殻や貝殻散りばめた小浜の高級塗り箸をどうぞ。</p>

というように、各タグの中で「小浜」と「塗り箸」が繰り返されているが、トップページダウンペナルティ対策として「キーワード近接度」を問題視するのは、「小浜」と「塗り箸」とが近接していることではなく、「小浜」「小浜」「小浜」と短文の中に何度も出てくることにある。「塗り箸」も同様である。

この「小浜」や「塗り箸」の記述を減らすことでキーワード近接度を下げ、TDP解消を願うということである。

ところがこの例では、キーワード近接度というよりも「キーワード詰め込み」であって、Keyword Stuffing(キーワードスタッフィング)と呼ばれる正真正銘のスパムである。

そのキーワード詰め込みを悔い改めて、次のように修正する。

<h1>福井県小浜市 和田塗箸店</h1>
<p>日本の塗り箸の80%以上が作られている小浜は発祥の地、伝統と信頼があります。皆さんに喜ばれます。</p>
<h2>小浜塗り箸専門店がお届けする、最高級品</h2>
<p>店主の一押し、漆の中に卵殻や貝殻散りばめた小浜の高級塗り箸をどうぞ。</p>

トップページダウンペナルティ対策は、実はここからだ。

h1と直下のp、さらにh2が続きpがある。
これらの上下に並ぶタグのすべてで「小浜」が近接しているのである。「塗り箸」も同様。

よって、キーワード近接度としてのTDP対策は、例えばh1直下のpとh2直下のpから、「小浜」と「塗り箸」のSEO対象キーワードを抜くのである。
これが見出しと段落ではなく、例えばtable内であったとしても、理屈は同じである。HTMLソースのあるブロックを見た時に、SEO対象キーワードが集中して仕込まれている場合は要注意だ。

しかし、SEO塾としての見解は、これもキーワード近接度の視点で改善するというよりも、キーワード突出度の範疇で「小浜」と「塗り箸」のそれぞれのSEOスコアを低下させるものと推察する。
そもそも、キーワード突出度という用語は別として、見出しタグと直下の段落などタグをまたいでSEO対象キーワードを記述することは、上位表示の特等席にしてペナルティの指定席でもある。うまくいけば順位アップするが、上がって急激に落下する絶叫マシン体験もできる。このさじ加減にSEOの業者やエキスパートのノウハウがある。

ともあれ、ここでのトップページダウンペナルティ解消策とは、簡単には目立っているキーワード記述を抑制することであり、Yahoo!(YST)のスパムフィルタを免れるということになる。

最後に、このページは「小浜 塗り箸」で上位表示されるだろうか、それともペナルティを受けるのだろうか。
いずれにせよ、「どんと来いTDP」である。

| コメント (0) | トラックバック (0) | 2008-02-26 06:50 PM [ 管理人編集 ]


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