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2008-03-15
アンカーテキストマッチ - グーグル爆弾(Google Bomb)もページランクも
「アンカーテキストマッチ」、この定番中の定番のSEO用語は、SEO都市伝説とはならずに、Google対策として今も健在である。
もっともYahoo!対策としては、二ひねり三ひねり必要なのだが…
アンカーテキストマッチは、Googleの上位表示の大きな外部要因であり、PageRankアップに貢献し、またグーグル爆弾(Google Bomb)の正体でもある。
さらに長い間、SEO塾でも誤謬を犯してきた「allinanchor(inanchor)」の解釈について、このエントリーで修正を行いたい。
「アンカーテキストマッチ」というSEO用語の起源
SEOの初心者は、数年前の編集人もそうであったが、「アンカーテキスト」って何?という感じだろう。
「キーワードなんちゃら」というように、この業界はわけの分からない用語が氾濫しすぎだ。ほんと面倒臭い世界である。
ともあれ、「アンカーテキストマッチ」がSEO用語と成り上がったのは、Googleヘルプの下記の箇所だろうと推察される。
Google は入力した用語を含むページのみを返します。
多くの検索エンジンとは違い、Googleでは入力されたキーワードのすべてがテキストかリンクアンカーと一致するページだけを検索結果に表示します。これで無関係な検索結果にストレスを感じることはもうありません。
これは何を言っているのかというと、次の2つのケースのどちらかに当てはまる場合、Googleで検索されるということである。
- ページに、キーワードが書かれてある
- ページにはキーワードが書かれてなくても、他のページからキーワード入りのテキストでリンクされている
繰り返すが、(b)ではページにはキーワードが書かれていなくても、他ページからキーワード入りテキストでリンクされていさえすれば、そのキーワード検索の対象になるというのである。
<a href="自ページのURL">…キーワード…</a>
上記のようなソースが、リンク元にあればいいのである。
Googleヘルプの「リンクアンカー」が「アンカーテキスト」であり、これに一致するということから、「アンカーテキストマッチ」というSEO用語が誕生したものと推察される。
つまり、こちらにリンクを張っているリンク元の「アンカーテキスト」が、キーワードと「マッチ」すれば、Google検索の対象となるということである。
アンカーテキストマッチとGoogle SEO
この「アンカーテキストマッチ」という概念というかSEO方法論から、極端に言えば、キーワードが書かれていないページもリンク元のアンカーテキストがキーワードを含んでおればGoogle検索の対象となるという夢の世界が広がったのである。
もはや、SEO対象ページにくどくどとキーワードを書き込まずに、SEO対象ページ以外を動員してキーワード入りテキストでリンクを量産することが、Google SEOとなり果てるのである。
アンカーテキストマッチは、自サイトのSEOだけでなく、他人のページを蹂躙する道具にもなる。Googleアルゴルズムの脆弱性というべきものだろう。
PageRankに貢献するアンカーテキストマッチ
アンカーテキストマッチと言えどもリンクの1つであるから、バックリンクが増えることによってPageRankは当然、高くなる。
こうして、アンカーテキストマッチというオペレーションは、さらにPageRankの上昇というSEOもゲットしたのである。
グーグル爆弾(Google Bomb)の正体 アンカーテキストマッチ
アンカーテキストマッチの古典的な解説・事例は、「18歳未満」「出口」あるいは「こちらへ」などである。
(1)と(2)はアダルトサイトがYahoo! JAPANへリンクしているのだろう。
(3)はAdobeがトップ表示されている。
このアンカーテキストマッチは、Googleでもっとも威力を発揮している。Yahoo!やLive Searchでは、違うアルゴリズムもしくはフィルタをかけている可能性がある。
こうして、かつては「miserable failure(惨めな失敗)」というキーワードで、ジョージ・ブッシュ大統領の経歴ページがGoogle上位表示されたのである。
これが悪評高い「グーグル爆弾(Google Bomb)」であり、その正体はアンカーテキストマッチだったのである。
アンカーテキストマッチと特別構文「allinanchor(inanchor)」の本当の意味
Googleのチップスと言えばオライリーの『Google Hacks』、Googleの進化に合わせて本も第3版となっている。
さて、『Google Hacks』でGoogleの特別構文「allinanchor(inanchor)」を調べてみる。
『Google Hacks 第3版』の8~9ページ
inanchor:は、リンク元のページの中にあるリンクアンカーを検索します。
これは驚いた!
通常のSEOチップスでは、次のように解説しているケースが圧倒的多数である。
Google検索コマンド - 特別構文検索 :Google(グーグル)対策 ::SEO塾
inanchor:キーワード
本文にキーワードのアンカーテキストを含むページの検索。<a href="ほげほげ" >~</a>の間に記述されたキーワードの検索。
上記ページでは、付け足しで「さて、よそのページからこのキーワードテキストでリンクされているページも検索される。」と添えてあるが、本質は、ページ内のアンカータグにキーワードを含むページの検索と解釈していることである。
では検証のために、Googleの検索オプションで、特別構文検索を行ってみよう。
下図の「ページへのリンク内」を指定すると、キーワードに「allinanchor:」が付く。
日本語はちょっと分かりにくい。しかし、リンク元のアンカーテキストと解釈できそうである。

ならば英語でと、www.google.comへ行ってみる。

これは一目瞭然、あるページがリンクを受けていて、そのアンカーテキストにキーワードを含むもの、となる。

そして、「in links to the page」を選択した途端に、キーワードに「allinanchor:」が付くのである。
allinanchorこそアンカーテキストマッチそのものを検索する演算子
ということは、allinanchorの特別構文検索は、「キーワードを含むアンカーテキストで、他ページからリンクを受けているページ」を抽出するのである。
自ページのアンカータグ内にキーワード含むページというのは、まったくの間違いなのである。
つまり、allinanchorこそアンカーテキストマッチそのものを検索する演算子だったのである。
ちなみに、Yahoo! JAPANにはanchorがらみの特別構文はないようだ。
参照:Yahoo!検索 ヘルプ - コマンド(link:, site: など)の使い方
allinanchorとinanchorの違い
最後に、allが付く付かないで何が違うのか解説しておく。
- inanchor:キーワードA キーワードB
- allinanchor:キーワードA キーワードB
i)のクエリでは、「キーワードAのアンカーテキストマッチ」かつ自ページに「キーワードB」が書かれているものが抽出される。
ii)のクエリでは、「キーワードAとキーワードBの両方のアンカーテキストマッチ」のページが抽出される。
つまり、i)のinanchorは、キーワードA にはかかるが、キーワードB にはかからないのである。
ii)のallinanchorは、すべてにかかる。
とはいうものの、i)の場合でも、キーワードBのアンカーテキストマッチでSEOされているページも対象になるので、結果的にはi)もii)も大きくは違わないはずである。
| 2008-03-15 05:24 PM |
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