2008-04-10

【総集編】SEOブログで振り返るTDP - 現象、解消法、実例

先日、このSEOブログもTDPが発症し、数日後に解消されるという事件が起こった。

そのリカバリー記念にもう一度、TDPとは何か、どうすれば解消されるのか、あちらこちらの情報はどれが正しいのか、SEO塾のTDP解釈と解消法は?
以下に今までのSEOブログのエントリーを時系列でピックアップする。

TDPに関する記述の要点をSEOブログから抜粋

記念すべき「TDP」の初登場は、2007年11月1日である。

2007-11-01
2007-10-31 Yahoo!(YST)更新 - 米Yahoo! Weather Report公式発表

最近のYahoo!更新の特徴のひとつに、サイトのトップページが順位下落-多くは1000番以下の圏外追放-という現象が目につく。

SEO塾としては、トップページ順位下降について、「トップページ下落ペナルティ(Toppage Down Penalty=TDP)」と便宜的に呼ぶことにする。

ある塾生の活躍もあって、リカバリー率は70%くらいだろうか。

YST更新とともにTDPが発症していた。

TDP(トップページダウンペナルティ)という現象

以降は、TDPの現象についてである。

2007-11-01
ヤフーのトップページ下落ペナルティ(TDP) - その順位ダウンはアルゴリズムかペナルティか

さて、今回のYST更新によるTDPを図説してみる。

トップページ下落ペナルティ

あるキーワードのYahoo!検索の順位が5位であった。
5位だったのは間違いなくトップページ。また確かめたわけではないけど、下層ページ(サブページ)が150位だった。

そして順位変動が起こる。
キーワード検索の順位は150位。しかもトップページではない。

それは、下層ページにはほとんど変動が起こらず、トップページだけが1000番以下の圏外に追放されたからである。
あるいは、自サイトだけでなく競合のいくつかも同じ目に遭っていると推察されるので、下層ページは150位よりもっと上に表示される可能性が高い。

なお、もし150番目に表示されるものがトップページであった場合は、ペナルティとは考えない方がいい。
単に、今まで有効と見られた相互リンクや一括登録、あるいは有料リンクなどの一部分もしくは大部分がゼロ査定になって、トータルのSEOスコアが減少した結果の順位下落と推察するべきである。

圏外追放の極地

上図のように、トップページだけにSEOが集中していたなら、下層ページは一切検索にかからないのであるから、トップページが圏外追放されればサイト丸ごと圏外である。

TDPとは、サイトのトップページが1000番目以降の圏外に追放される現象のことである。

2007-11-04
ヤフーのトップページ下落ペナルティ(TDP)の確認法 - 1000番目にも出てこない意味【改訂】

実際、順位が落ちても1000位以内にトップページが表示されるなら、ほとんどは2~300番目あたりと思うが、これはペナルティと考えない方がその後のリカバリーはうまく行く。
なぜなら、これはペナルティではなく、一括登録などのいかがわしいリンクが無効化されたというような、今まで通用したSEOがこの度は効果がゼロになったと判断されるからである。

SERPs(検索結果)は1サイト2ページという制限があるので、上記のように下層ページが2つを占めるため、サイト名で検索してもトップページが出てこないのである。

もし、下層ページさえも検索されない場合は、とにかく1000番までめくっていくことである。
なぜ1000番なのかというと、SERPsの最後は「000」となって1000番までしか表示されないからである。

なお、通常のYahoo!検索は1ページ10件表示と思われるので、ブラウザのアドレス欄でお尻に「&n=100」を付けるといいだろう。
こうすると、1ページ100件表示にかわるので、10回めくれば終わりである(笑

よって、トップページ下落ペナルティ(TDP)とは、他の下層ページに押しのけられた場合も含めて、1000位以内にトップページが検索表示されない現象のことである。

さて、あえてペナルティと表現しているが、TDPはYSTの不具合に近いと考えた方が正解ではないかと思っている。

YSTの不具合とかバグとかSEO塾が言うのなら、何もしなくてもいずれTDPは解消されるのか? と問われれば、その可能性はあるとお答えしておこう。

なおSEO塾としては、TDPは一方で次の更新やアルゴリズム刷新で解放されるサイトもあるだろうが、今まで無事だったサイトが新たにTDPを受ける可能性もあるだろうと想像している。

YST更新とともに、TDPが解消され、また今まで無傷だったサイトが発症している。

2007-12-18
Yahoo!のトップページ下落ペナルティ(TDP) - 更新で解消したサイトと発動したサイト

TDP(トップページダウンペナルティ)の解消法と打倒レガシーSEO

キーワード出現率やキーワード近接度などのレガシーSEOを復活させた、誤ったTDPリカバリーを見聞きするのが我慢ならなくなって、SEOブログでもTDP解消策を部分的に例示するようにした。

もう1つ、SEO塾のTDPは「トップページ下落ペナルティ」であったのだが、一般には「トップページダウンペナルティ」が流通しており、SEO塾も逆輸入する。

2008-02-24
ヤフーのTDP(トップページ・ダウン・ペナルティ) - その正体と解消法

今後はSEO塾としても「トップページ・ダウン・ペナルティ」を使っていくことにする。

現在のSEO塾のTDPに対する評価として、Yahoo!(YST)の「スパムフィルタ」によるものと仮説を立てておく。

当然、本物のスパムではないわれわれのサイトのトップページを下落させたり圏外に追放したりしているように、このスパムフィルタには副作用というか「バグ」があり、疑わしきを罰していることが問題であることも確かである。

SEO塾としては、効果がみられた合計9つのTDPリカバリー策を発見しているが、そのうちのひとつは、他のSEOエキスパートの方も独自に発見してブログなどで公開しているものでもある。

今回は、それをSEO塾的に換骨奪胎して、ここで解説してみることにする。

「キーワードの出現頻度」を調べるSEOツールそのものの根拠や正当性が疑わしいのであり、ツールに頼らずに、とにかくトップページを対象に、検索エンジンの方を向かずに、ユーザーに支障のない範囲で、SEO対象キーワードを削除することをSEO塾としては推奨する。

ただし、SEO対象キーワードも、HTMLファイルの書かれてある場所によってSEOスコアが増減するので、どこのSEO対象キーワードを真っ先に削除するかも重要なポイントとなる。

タイトルやメタタグ紹介文、body要素がはじまる最初の方、見出しタグ、これらのSEOスコアが高いであろう箇所から洗い出していくといいだろう。
つまり、SEO対象キーワードを、タイトルから1個抜く方が、コンテンツのpタグの中から5個抜くよりも効果が大きい可能性がある。

キーワードの近接度についても、コンテンツ内にSEO対象キーワードをダラダラ並べることは稀で、多くはbody要素がはじまる最初の方や見出しタグで連発しているはずである。
ここもSEOスコアが高くなる可能性があるので、タイトルと並んでペナルティの指定席と言えるだろう。

よって、TDP解消法としては、キーワード密度や近接度などを意識せず、ユーザーが読んで不自然でないように、できるだけSEO対象キーワードの記述を抑制していくということになる。

要するに、キーワード出現率によるTDPリカバリーでは、見境無しのキーワード削減になりかねないので、警鐘を鳴らしたのである。

キーワード近接度についても、本来は2語3語の複合キーワード検索の時のSEO用語であって、誤用もはなはだしい。

2008-02-25
キーワード出現頻度とキーワード出現率=キーワード密度=キーワードデンシティ

ところで、TDPを解消させる上において有効な策は、キーワード密度(キーワード出現率)というページ全体の単語計算による相対評価ではないということ、どちらかというとキーワード出現頻度のようにページ内にどれだけキーワードが出てくるか絶対評価の方が問題である可能性が高い。

しかし、ペナルティはアルゴリズムの裏返しであるはずだから、通常のキーワードのSEOスコアを計算するキーワード突出度がベースとなり、ページ内に記述されているキーワードのSEOスコアが過剰になってボーダーラインを突破した時に、出る杭は打たれると考えるべきというのが結論である。

タイトル、body要素のはじめの箇所、見出しタグ、アンカータグ、これらを洗い出して、検索エンジンではなくユーザーの方を向いて、キーワードが突出しすぎた部分、目立ちすぎる箇所を修正するべきである。

とはいうものの、「キーワード突出度」を適正化することも、トップページダウンペナルティ解消法のひとつだろうということに留まる。つまり、これでTDPが解消されないケースも多いということだ。

さらには、SEOエキスパートの間では語られることのなかった昔のSEO用語まで解説することになる。

2008-02-26
キーワード近接度 - 本来は2語3語検索の上位表示要因

Yahoo!のトップページダウンペナルティ関連、特にTDPのリカバリーで手柄を立てたと一部で評判のSEO用語が、「キーワード近接度」である。

この「小浜」や「塗り箸」の記述を減らすことでキーワード近接度を下げ、TDP解消を願うということである。

ところがこの例では、キーワード近接度というよりも「キーワード詰め込み」であって、Keyword Stuffing(キーワードスタッフィング)と呼ばれる正真正銘のスパムである。

しかし、SEO塾としての見解は、これもキーワード近接度の視点で改善するというよりも、キーワード突出度の範疇で「小浜」と「塗り箸」のそれぞれのSEOスコアを低下させるものと推察する。
そもそも、キーワード突出度という用語は別として、見出しタグと直下の段落などタグをまたいでSEO対象キーワードを記述することは、上位表示の特等席にしてペナルティの指定席でもある。うまくいけば順位アップするが、上がって急激に落下する絶叫マシン体験もできる。このさじ加減にSEOの業者やエキスパートのノウハウがある。

ともあれ、ここでのトップページダウンペナルティ解消策とは、簡単には目立っているキーワード記述を抑制することであり、Yahoo!(YST)のスパムフィルタを免れるということになる。

しかも、レガシーSEOとして無視してきたので、塾長までが間違っていたから笑ってしまう。

2008-02-28
キーワード突出度(注目度) - キーワードの位置とタグの重み付け

キーワード突出度あるいはキーワード注目度が語られる時、HTMLソースのはじめの方にキーワードを書く、また各タグで前の方にキーワードは書くべきであるとのことである。

さらに、キーワードのSEOスコアを上げるタグがあるという。SEO用語では「重み付け」と言い習わされているものである

キーワード出現頻度、ページ内のキーワードの数は確かに意識するべきだろう。特に多すぎるとペナルティの確率が高まる。
また、キーワード密度(キーワード出現率)は、疑わしい。

キーワード近接度も、2語3語のキーワードだけでなく、1語が対象でも連なるタグの両方にキーワードを記述することは、SEOスコアを高めるはずだ。

キーワード突出度では、HTMLソースの上の方、タグの前の方にキーワードを書くべきである。また重み付けタグも有効な場面もあるだろう。

ところが、これらを意識して総合的にコーディングするのであればいいのだが、どれか1つだけを抜き出してやりはじめるとたちまち矛盾が生じてくる。

SEOは、ゴルゴ13がアーマライトM16を使ってピンポイントで狙撃するようにではなく、散弾銃でだいたいの標的を狙って撃つべきなのである。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、とまでは言わないけれど…

とにかく、上記のようなそれぞれの「SEO対策」は、PageRankと同じように100も200もある上位表示アルゴリズムの要因の1つ、たった1つの意味だけである。
1つだけやって、グーンと上がれば誰も苦労はしないっちゅうの(笑

キーワード出現頻度、キーワード近接度、キーワード突出度と、どれもSEO対象ページ内部要因のキーワード記述に関するものである。
これをもとに過剰なSEOを洗い出し、適切なキーワード記述にすることによって、トップページダウンペナルティが解消されるケースがある。リカバリーをやってみるといいだろう。

キーワードの数を単純に減らせばいいものではない、SEOスコアが低い位置のキーワードを削ったところで効果もない、そういうことが分かったことと思う。

もっとも、Yahoo!(YST)のTDPも、キーワード記述に関するものばかりではないこともあるのだが…

そして、TDPリカバリーの核心である「キーワード突出度」にたどり着く。
これも、このようなSEO用語をちゃらちゃら使いたくないのだが、ポイントは、キーワード記述にもSEOスコアが高まる位置があるということであり、それが過剰になるとペナルティが発動するという正しい理解を促したいのである。

TDP(トップページダウンペナルティ)とその周辺

ペナルティはアルゴリズムの裏返しであり、過剰SEOがTDPの原因と考えられる。

実は、TDPリカバリー策のある一つが発見されたことが切っ掛けで、広範なスパムフィルタの存在を知ることになる。
SEO塾としても、ここではじめて、TDPが過剰SEOに対するスパムフィルタによるものと判断したのである。

2008-03-07
ヤフーの順位変動を分析 - アルゴリズム・ローテーションと関連性スイッチ【追記】

SEO塾の仮説では、YSTはインデックスとセットになっているアルゴリズムが、まるでローテーションしているかのように循環している。つまり成長や進化をするというよりも、同じようなものが期間をおいて再登場してくるのである。

TDPというスパムフィルタは、全体のYSTアルゴリズムとセットになっている慢性のものと、個別アルゴリズムに付随している急性のものがあるのである。
そして、慢性TDPと急性TDPでは、フィルタの種類が違い解消法も違ってくる。さらに急性TDPもインデックスごとに違っているケースも見られる。

SEO塾の「YSTインデックス・ローテーション説」には批判もあるようだが、YSTを正しく評論することが目標ではない。
この仮説が正しいかどうかは問題ではない。
YST更新とともにTDPが発動したり解消されたり、あるいは順位が上昇したり下降したり、こういった現象から解放されるためのSEOの方法論なのである。

順位変動の山と谷の高低差を少なくし、TDPの発動・解消の繰り返しからも脱出し、安定したYahoo!の検索結果を得るために、サイトオーナーとして対策していくのである。

2008-03-10
ヤフーのOOP(過剰SEOペナルティ) - トップページから他のSEO対象ページへ拡大?

今回のYST更新で、トップページ以外の「ダウンペナルティ」が観測されている。

とにかく、トップページであれカテゴリートップやテールページであれ、あるSEOのやり方にYahoo!が好ましく思わなくてダウンペナルティを発動させている可能性が高い。よって、あえて「過剰SEOペナルティ」と今は称しておく。

下記エントリーは、TDPのまとめである。
特に、急性TDPと慢性TDPの見分け方まで解説しているので、必見。

2008-03-13
ヤフーのトップページダウンペナルティと解消法 - 急性TDPと慢性TDP

SEOブログのTDP発症とリカバリー

さて不細工なことに、このSEOブログさえもTDPに引っかかってしまうのである。

2008-04-05
【追記】SEOブログがTDP!? - アルファベットの大文字・小文字・先頭大文字で結果が違う

このSEOブログがTDPに陥ったと思える現象が見られる。

今回のSEOブログのTDPは一過性であり、キャッシュが入れ替われば解消されると塾長は予想する。

SEO塾の仮説は、今回のSEOブログにおけるTDPの発動は、キーワード突出度から見ての「SEO」と「ブログ」の突出振りがその主たる誘因であるだろうということである。

芸人のように、自分の不幸もネタにするという…

2008-04-09
【追記2】TDP脱出成功! - SEOブログトップページの生還

このSEOブログのトップページがTDPから解放されていたようだ。

SEOを生業とし、一般向けにこのブログで情報発信しながら、先日TDP感染を公開したのは、当然リカバリーに絶対の自信があったからである。
ひとつ間違えばSEO業者として廃業に追い込まれる可能性もあった(怖

前回TDPが発動した時も似たようなソースであり、「キーワード出現率」や「キーワード近接度」などによる分析・対策ではTDPの原因究明もリカバリーも的が外れていると言えるだろう。

HTMLソースの上の方に、コンテンツの最初に、SEO対象キーワードがh3見出しと、直下の段落、続く段落というかたちで、突出していたのである。

よって、SEO対象キーワードが突出しないように、キーワードを含まないエントリーがトップページの上の方に書き出されたならば、キャッシュが入れ替わればTDPは解消すると予測したわけである。

あえてSEO用語を使うならば、TDPの原因ならびに解消には「キーワード突出度」という概念を用いた方がより正解に近づくのである。

SEOブログが見事、TDPリカバリーを成し遂げたという実例を挙げてこのエントリーを終わろう。

| コメント (0) | トラックバック (0) | 2008-04-10 02:09 AM [ 管理人編集 ]


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